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未来について

2025年4月16日

人口の急激な減少により、これから数年先、10年先の日常生活がいかに変化していくのか、私たちはどれだけ認識できているだろう。先日、金融業界の知り合いと、「自分自身が要介護になったら・・」の話をしていると、その人の想像する25年~30年後の介護業界は、私の想像するものと全く違うと感じました。もともと悲観的ではありますが、私は将来の介護業界が今と同等以上の環境であるわけがなく、最悪、「多くの人が介護も受ける事が出来ない」、若しくは「集団ケアで最低限」、みたいな未来を描いています。

今日の日経新聞の社説で、人口が急減する小規模な市町村では、自治体職員の不足から通常業務への支障が顕在化し始めていると報じています。「条例改正への対応が難しい」「介護認定の訪問調査ができない」「公共工事の設計が適正か判断できない」等です。

介護だけではありません。未来の生活は、当たり前のサービスを今までのように受ける事ができなくなるのです。便利になれた私たち世代には苦難でしかないと思うのですが、そんな未来を心穏やかに平和に生きていきたいものです。