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日本で働く外国人

2025年3月25日

厚生労働省によると、日本で働く外国人が2024年10月時点で230万人、前年に比べて12.4%増えたとのことです。円安にもかかわらず、集計開始の08年以降で最大です。

母国での準備期間等も考えると、円安の影響が出るのは、これからではないかとも思いながら、実際、介護現場としてはなくてはならない戦力になっています。

ただ、気になるのは、3月25日の日経新聞記事にもあったように、日本が踏み台になってしまうこと。技術を身につけたあと、カナダへ移住する等、日本で良いとこどりをするだけで長く定着しないパターンです。私は実際、海外人材から「産休、育休をとって無償化された学校で子供の教育して、それから母国に帰る」と言われた事がありますし、母国に帰るより日本に定住する方が、幸福であると思ってもらえるような環境がなくては、踏み台になりかねません。制度を使うだけ使ってはいさよならとならないように、人も経済も共に成長できる環境を、まずは自分のまわりから作りたいです。