この4月から、介護職員初任者研修課程等を修了し、1年以上の実務経験等を有する技能実習生及び特
定技能外国人が、訪問介護サービスに従事できるようになります。
在宅で1対1のサービス提供という形態から、指導体制の不安や人権擁護、コミュニケーション能力の問題などトラブルが起こりやすいということで、今までは、対象外でしたが、人手不足が深刻化する中で背に腹はかえられないということでしょう。
ただ、「1年以上の実務経験等を有する」という条件がついたことで、とりあえず母数が急激に増える事は期待できません。
もちろん責任者の目が届かない在宅でのサービス提供という「訪問介護」で、経験もなくコミュニケーションも難しいとなると、トラブル多発は避けられませんので、妥当な判断だと思いますが、当面は、特定技能外国人の「取り合い」が激しくなり、人員不足解消には程遠いと思います。
「取り合い」で有利なのは、他でもない高齢者住宅だという事になります。