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「人が集まらないのは現場のせいか?」~制度と人口構造の“終わりなき調整”を超えて~

2025年8月5日

ケアマネ資格制度の見直しや、介護福祉士試験の“パート合格制”導入など、
「人材確保」に向けた制度改革が進んでいます。

現場からは、歓迎の声もある一方で、「本当にこれでいいのか?」という戸惑い
も聞こえてきます。
それでも、少なくとも新たな一歩ではあるのかもしれません。

でも、ふと、こんな疑問が湧いてきます・・・「この調整は、いつまで続くのだ
ろう?」

一部の制度を見直せば解決する問題ではない。 なぜなら、背景にはもっと根深
い“構造の壁”があるからです。

指標2025年(現在)2040年(将来推計)出典
総人口約1億2,336万人約1億1,092万人総務省・内閣府
生産年齢人口(15~64歳)約7,361万人(59.7%)約6,250万人(56.3%)内閣府
高齢者人口(65歳以上)約3,620万人(29.3%)約3,953万人(35.3%)内閣府
75歳以上人口約2,091万人(16.9%)約2,700万人(24.3%)内閣府
高齢化率(65歳以上割合)29.3%35.3%内閣府
現役世代1人あたりの高齢者支援人数2.0人で1人を支える構造1.6人で1人を支える構造内閣府

「制度が変わるたびに対応に、疲れていませんか?」

「現場だけの工夫に、限界を感じていませんか?」

私は、現場は、誰かが「支える」のではなく、“仕組みが支える”ことが求めら
れていると考えています。

人が集まらないのは、現場のせいじゃない。 けれど、“このままでは続かない
”という感覚は、多くの管理職が肌で感じているはずです。
「じゃあどうするか?」を、制度と現場のはざまで見失わないよう、これからも
和音は伴走していきたいと思います。

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