厚労省の「有料老人ホームにおける望ましいサービス提供のあり方に関する検討
会」で2025年6月20日(金)に「これまでの議論の整理(案)」がまとめられました。
そのなかで大きな問題となっているのは、「使いきり型ケアプラン」です。
つまり、区分支給限度額の上限まで使うことを前提に組まれたサービス計画です。
必要かどうかより「単位を使い切る」発想が優先され、適切なケアマネジメントがなおざりになる危うさがあります。
運営のコンサルに入っていても、
「この方は、単位数が余っているからサービス入れさせてもらってる」
「この時間ならあいてるから、ここにサービスを入れる」
という事業者側の都合による、それが必要な理由が説明できない組み方に出会うことが少なくありません。
問題はサービスが過剰なだけではありません。 逆に、「本当に必要な人に必要なサービスが入っていない」ケースも散見されます。
原因は様々ですが、複雑な要因が絡み合う中で、担当者は日々悩みながらも、より良い支援を届けようと試行錯誤しています。
サービスを組み立てる際に問うべきこと
・このサービスは、何故必要なのか?
・目標は何か?どういう目的でこの支援を行うのか?
・他サービスとの関係性はどうか?
株式会社和音では、「根拠に基づくプラン」と「職員の説明力向上」を両輪とし、現場主導のコンサルティング支援を行っています。単なる制度論や数字論ではなく、現場の方に納得感のある提案を重視しています。
制度改正や指導強化が進む今こそ、ケアマネジメントの原点に立ち戻り、現場の“再編集”が必要です。
株式会社和音では、 高齢者住宅のセット事業「訪問介護」の、特定事業所加算Ⅰの取得による収益改善をはじめ、 ICTでの効率化、“やるべきこと”が仕組みで回る運営体制づくりを支援しています。運営支援・体制整備・収益改善のご相談は、どうぞお気軽にお寄せください。
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